Disk Drill には、ストレージデバイスを調べて失われたファイルを検出できる複数のスキャン方法が搭載されています。下記では、これらの方法に関するよくあるご質問の回答を記載しています。

スキャンが終了しても復元したいファイルが見つからない場合、スキャン結果に関するトラブルシューティングをご参照ください。

Disk Drill はなぜ、Mac/PC の設定を変更するように促しますか?

多くのプログラム同様、プログラムが動作するためには管理者パスワードが必要になります。ドライブにある全てのデータのスキャンを実施するためには必要なものになります。プログラムのインストールまたはアップグレード後、一回限り許可する必要があります。

ファイルを復元できる可能性はどれぐらいありますか?

ファイル復元は常に不確実であり、唯一の例外は Guaranteed Recovery が有効化された場合のみです。

必要のドライブが表示されないのはなぜですか?

Disk Drill にドライブが表示されない理由はいくつかあります。一般的に、外部ドライブをスキャンする場合、そのドライブが Mac にマウント可能(ファインダーウィンドウの左サイドバーにドライブが表示される)またはディスクユティリティを使ってボリュームが見えることが条件になります。

1. Disk Drill を起動してからドライブを接続する:
まず、Disk Drill を終了して、デバイスの接続を切ります。それからデバイスを再接続させ、ファインダーウィンドウの左側サイドバーに表示されていることを確認してから、Disk Drill を再び起動します。

2. ドライブが隠されている:
デフォルトで Disk Drill はいくつかのドライブを(例えば USB フラッシュドライブなど)、Disk Drill > 環境設定 > ディスク一覧の設定の条件を満たしていれば、隠します。デフォルトは、設定のダイアログボックスで確認可能です。隠されたドライブを見るには、メインディスクドライブウィンドウの左下のリンク、例えば「2つの非常時アイテム、表示する」をクリックします。リンクをクリックすることで、隠されたドライブが表示されます。

3. マッピングされたネットワークドライブ:
残念ながら、マッピングされたネットワークドライブと Mac に SMB、AFP、FTP、NFS、RFS や他のファイルプロトコールで接続されたほとんどのネットワーク接続デバイスには、Disk Drill の保護機能は適応できません。これらのネットワークプロトコルは、Disk Drill が必要とする直接的なディスクアクセスを提供しません。しかし、DMG(ディスクイメージ)またはマッピングされたネットワークドライブからスパースバンドルがあり、Mac OS がそれを個別のディスクとしてマウント可能であれば、Disk Drill は恐らくそのディスクのスキャンを実施できます。

4. iPod:
iPod は、iTunes で「手動で音楽と動画を管理する」が有効化されていることが必要です。

5. 物理的なディスク損傷:
ディスクに相当な物理的損傷、例えば不良セクタなどがある場合、ディスクが Disk Drill 内に表示されないことがあります。残念ながら、ディスクを Mac にマウントできないのであれば、Disk Drill はディスクを見ることができず、データを復元することもできません。また、壊れてかけている Mac のハードドライブへアクセスする場合、ターゲットディスクモードでのアクセスを試せます。見た目から、ハードドライブに損傷がない場合、十分に冷却させてから、Disk Drill 内の悪いブロックリストをクリアしてから再びスキャンします。

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必要のパーティションが表示されないのはなぜですか?

失われたパーティションはよくありますが、Disk Drill はここでも手助けできます。表示されるはずのパーティションがない場合、ディスクエラーまたはフォーマットの問題が起きたことを意味します。さらに、Disk Drillはドライブに不良セクタを検出した可能性もあります。不良セクタが存在することを確認する場合、ボリュームの横の歯車アイコンから不良ブロックの特定をクリックします。もし結果がリストに表示されたら、そのブロックをハイライトし、削除をクリックしてそれらを取り除きます。それから再びスキャンを実施して、問題が解決できたかを確認します。もう一度不良セクタが表示された場合、ディスクは物理的な損傷による誤動作が生じていることを意味します。

いかなる場合でも、バックアップ > DMG イメージにバックアップするを選択して、物事がさらに酷くなる前にディスクの完全なコピー(コピーは別のハードドライブに保存することが鉄則です)を作ることがベストなソリューションになります。新しい DMG イメージがあればそれを選択して、さらに復元ボタンを選択、Disk Drill の失われたパーティションプロトコルを実施します。

各スキャン方法の違いを教えてください

復元ボタンをクリックするこで、全てのスキャンオプションは下記の順番で実行されます。

  • 保護されたデータの削除の取り消しデータ消失が発生する前に Disk Drill をインストールし、Recovery Vault と Guaranteed Recovery 機能がファイルを復元したいディスクで有効化されていた場合、この方法が最も良いオプションになります。このオプションは、NTFS ファイルシステムのディスクには使用不可能です。
  • クイックスキャン:クイックスキャンは、メタデータを含めたファイル復元を可能にします(これにはファイル名も含まれます)。復元したいファイルを削除して間もない場合にはクイックスキャンは最適です。ファイルが失われてからかなりの時間がが経過している場合、ディープスキャンを使う必要があります。クイックスキャンはディープスキャンに比べて早く終了しますが、検出できるファイルの数が少ない場合もあります。
  • ディープスキャン:ディープスキャンは最も時間を要しますが、最も徹底的であり、他のスキャン方法で検出不可能なファイルを検出します。ディープスキャンで検出されたファイルは、ファイル名が欠けてる可能性はあります。ディープスキャンは全てのファイルシステムで実行できます(ファイルシステムがないドライブやパーティションにも実行できます)。
  • 万能のパーティション検索:この機能性は、HFS+、FAT や NTFS ボリュームからパーティションの復元を可能にします。ディスクレベルで動作し、ディスクをバイナリとして扱うことでシグネチャやパーティションヘッダを検索しディスクをスキャンします。見つかったパーティションはバーチャルディスクイメージとしてマウント後、失われたファイルを検出するため、スキャンすることができます。
  • 失われた HFS パーティションをスキャン:この方法は、リフォーマットされた HFS+ のパーティションを検出して、Mac 上でそれらをリビルドします。パーティションレベルで動作するため、パーティションをスキャンし、HFS+ のパーティションヘッダのバックアップコピーを検出します。バックアップコピーを活用し、パーティションが削除(フォーマット)された前のデータ構成の復元を試します。見つかったパーティションはバーチャルディスクイメージとしてマウント後、失われたファイルを検出するため、スキャンすることができます。
  • HFS+ カタログ ファイルのリビルド:リビルド機能は、正しくマウントしない HFS+ パーティションカタログのリビルドを実行します。Disk Drill は今あるパーティションヘッダを使い、HFS+ パーティションの B ツリーカタログの位置を確認し、B ツリー構成をリビルドして最適化を図ります。新しくリビルドされたディレクトリは、バーチャルディスクイメージとしてマウント後、失われたファイルを検出するため、スキャンすることができます。Disk Drill 3 以降では、HFS+ 復元には、新しいパーティション関連の復元アルゴリズムが搭載されています。
  • 既存のファイル システムデータ割り当てる:ファイルデータの読み取りに失敗する場合やディスクユティリティがフォーマットされていないドライブとみなす場合、Disk Drill は独自の方法でボリュームまたはパーティションをスキャンし、存在するデータ(ファイルやフォルダなど)の復元を実行します。

どのようにスキャン結果のフィルターをかけることができますか?

スキャンが完了したら、Disk Drill は、検出された削除ファイルのリストを表示します。必要な削除ファイルを割り出すために、スキャン結果の上にあるツールバーを使って、結果にフィルターをかけることができます:

  • ファイル名:左上にある虫眼鏡のボックス(検索ボックス)にキーワードを入力します。これにより、ファイル内容ではなく、ファイル名のキーワード検索が実施されます。ディープスキャンを実施した場合、ファイル名はリカバーされないため、キーワード検索は実施できません。ディープスキャンの結果ファイルは、「file123.doc」などのジェネリックなファイル名が割り振られます。また、メタ情報がある場合、ファイルのプロパティ、例えば写真であれば「1920×680.jpg」などのファイル名が付きます。
  • 日付:「削除されてからの経過時間」の横にあるプルダウンメニューをクリックすることで、指定した期間内で削除されたファイルのみが表示されます。
  • ファイルの種類:ツールバーからファイルの種類をクリックしてファイルを限定することができます。ファイルの種類は、全てのファイル(隠しファイルやシステムファイルを含まない)、全てのファイル(隠しファイルとシステムファイルを含む)、写真、ビデオ、オーディオ、文書とアーカイブです。
  • ファイルサイズ:ツールバーのプルダウンメニューから「以下」または「以上」を選択し、二つ目のプルダウンメニューからファイルサイズを指定します。

システムファイルのスキャンはなぜ推奨されないのですか?

復元が必要な特定のシステムファイルがある可能性は非常に低いです。ほとんどのシステムファイルはソフトウェアを再インストールすることで簡単に復元できます。

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スキャンセッションの止め方、保存方法やロード方法を教えてください?

スキャンの最中、複数のオプションがあります:

  • 停止:スキャンを停止する場合、復元ウィンドウの右上にあるストップボタンをクリックします。スキャンセッションは自動的に保存され、後ほど続けることができます。
  • 一時停止:ディープスキャンを実施している場合、ストップボタンは一時停止ボタンに変更します。スキャンを止める場合、この一時停止ボタンをクリックします。一時停止ボタンはそれから、 再開ボタンに変更します。スキャンを続ける場合、再開ボタンをクリックします。
  • 保存またはエキスポート:停止または一時停止をクリックした場合、Disk Drill のデータベース内にスキャンセッションは自動的に保存されます。スキャンデータを他の Disk Drill のインストレーションなどにエキスポートする場合、復元ウィンドウの右上にあるセッションを保存ボタンをクリックします。保存先を選択して、保存ボタンをクリックします。
  • 再開:Disk Drill にディスクやパーティションのスキャンが保存されている場合、復元ボタンは続行しますか?ボタンに変更します。前のスキャンセッションを続ける場合、このボタンをクリックします。新しいスキャンセッションを始めたい場合、続行しますか?ボタンの横の歯車アイコンをクリックして、すべての復元メソッドを実行(または他の個別のスキャン方法)を選択します。これにより、結果に違いが生じる可能性があり、前にリストに表示されたファイルが表示されないこともあります。注意のメッセージが表示されますが、続ける場合は新規スキャンを開始をクリックします。
  • ロードまたはインポート:他の場所からのスキャンデータをインポートする場合、Disk Drill ウィンドウ右上の続行からセッションの読み込みをクリックします。ファイルを選択してからロードをクリックします。

スキャンはどれぐらいの時間を要しますか?

ディープスキャンを大きなドライブに実行する場合、復元に数日間かかることもあります。スキャンする際、500GB のドライブには6時間前後、1TB のドライブは30時間前後かかる可能性があります(全ての状況は異なるため、これはおおよその推定時間にしか過ぎません)スキャンを始める前、全てのアプリをシャットダウンしたことを確認します。

スキャンが始まる際、予想推定時間が数千時間として表示される可能性がありますが、スキャンを続けます。時間が経つにつれ、推定時間も減ってきます。推定時間が減らない場合、弊社サポートまでご連絡してください。

スキャン結果を外部ドライブに復元または DMG イメージとしてバックアップする作業も時間を要する場合があります。外部のドライブの種類、それを Mac に接続するポートの種類も復元時間に影響を与えます。時間が非常にかかる場合、他のポートまたは USB ケーブルを試してください。

スキャンが完了し、必要なファイルが見当たらない場合、スキャンスキャン結果に関するトラブルシューティンご参照ください。

.updated: 6月 3, 2021 author: CleverFiles Team