Guaranteed Recovery は、将来的なデータ消失から保護するために搭載された機能です。 ここでは、この機能に関するよくあるご質問をご紹介します。機能を有効にして、ファイルを実際に復元する方法は、Recovery Vault と Guaranteed Recovery の使い方をご参照ください。
Guaranteed Recovery とは
Guaranteed Recovery が有効になっている場合、ゴミ箱や他に指定したドライブやパーティションのフォルダを監視して、ゴミ箱や指定されたフォルダに送られたファイルのコピーを作成します。
ゴミ箱フォルダを監視することで、ファイルを速やかに取り戻すことが可能になります(ゴミ箱を空にしてもファイルの復元が可能です)。
OS X 10.8 以降の Mac であれば、Guaranteed Recovery はゴミ箱以外の他のフォルダの監視もでき、ドライブ全体にある重要なファイルのバックアップコピーの作成を可能にします。削除以外の理由でファイルは失われる可能性があるため、これは特に便利です。OS X 10.7 の Mac もゴミ箱の監視は可能ですが、他のフォルダの監視はできません。
Guaranteed Recovery は、ファイルをゴミ箱や他に特定されたフォルダーに送信された現状のまま、保存することに注意してください(前のバージョンは保存しません)。また、Guaranteed Recovery はファイルを保管するため、多くのハードドライブスペースを必要としますが、そのスペースの容量は調整可能です。
Guaranteed Recovery を使用する理由
Mac のハードドライブにあるファイルの場合、Guaranteed Recovery は、データ復元を保証できる最も安全な方法です。ハードディスクスペースの割り当ては必要としますが、確実にファイルを取り戻すことができます。元のファイルデータが新しいデータで上書きされる可能性があるため、Disk Drill に搭載されてる他のスキャニングや復元方法が失敗する可能性はあります。Guaranteed Recovery はデータが上書きされないことを阻止する唯一の方法です。定期的なバックアップシステムがあっても、バックアップセッションの間、ファイルが変更され、その変更が失われる可能性もあります。また、Time Machine をお使いの場合、ゴミ箱から最後のバーションを取り戻す過程は複雑になることもあります。
Guaranteed Recovery と Recovery Vault の違い
Recovery Vault は削除されたファイルのメタデータを保存しますが、ファイルのコピー自体は保存しません。Recovery Vault はファイル復元の確率を大幅に上げますが、 ファイルが復元されることを保証しません。削除されたファイルは新しいデータにより上書きされる可能性があるため、ファイルは永久に失われます。ドライブやパーティションにある全てのフォルダを保護できるため、Recovery Vault はゴミ箱に送られたファイルだけでなく、他のディスクに転送されたファイルの復元の手助けができます。Recovery Vault の足跡はかなり小さいため、多くの保管スペースは必要ありません。
Guaranteed Recovery は、ファイル全体のコピーを実際保存するため、ファイル復元の成功率が高くなります。デフォルトでこの機能性はゴミ箱のみを監視するため、他のディスクなどに転送されたファイルは保護されません(しかし、OS X 10.8 以降の Mac を使っている場合、他のフォルダ監視の設定もできます)。Guaranteed Recovery は、削除されたファイルを保存するため、より多くのハードドライブスペースを占有します。 しかし、機能性に割り振る保管スペースは調整可能です。詳細は Guaranteed Recovery のよくある質問をご参照ください。
Guaranteed Recovery はリソースを多く使いますか?
いいえ、特に多くのリソースは使いません。デフォルトではゴミ箱のみを監視するため、削除されたファイルのコピーを作成する場合のみ作動します。他のフォルダを監視する設定を行った場合、そのフォルダにファイルを保存した際に作動します。
Guaranteed Recovery を使ってどのようなドライブを保護できますか?
HFS+ ファイルシステムであれば、全てのパーティションの保護を有効にできます。デフォルトではこれらのパーティションのゴミ箱のみが監視されます。Mac のハードドライブに Guaranteed Recovery を有効にしている場合、外部ハードドライブからゴミ箱フォルダにドラッグされた全てのファイルはコピーされます。
Guaranteed Recovery でどのようなファイルを保護できますか?
Guaranteed Recovery は全てのファイルを保護できます(ディープスキャンの復元とは異なり、ファイルは限定されません)。
Time Machine のボリュームを保護した方が良いですか?
いいえ、Time Machine ボリューム用に Recovery Vault を有効にする必要はありません。保護機能性を有効にした場合、システムが遅くなる可能性があります。
Guaranteed Recovery のアドバンスオプションとは
各ドライブやパーティションの保護状況を表示する保護画面では、二つのオプションが表示されます:
削除したファイルはなぜ Guaranteed Recovery に表示されないか?
ファイルが表示されない理由はいくつかあります:
プライバシーは保護されてますか?パスワードを使えますか?
プライバシーを守りたい場合、Disk Drill にパスワードオプションを搭載しています。メニューバーから Disk Drill > 設定を選択して、それからセキュリティタブをクリックします。マスターパスワードを二回入力し、パスワードを忘れた場合、パスワードを送信できる電子メールアドレスを入力します(電子メールアドレスは任意ですが、それがない場合、パスワードを復元できなくなります)。リセットボタンをクリックする必要はありません(他のタブに切り替えれば、パスワードは保存されます)。パスワードを設定したら、Disk Drill を起動するたびにパスワードの入力が必要になります。
パスワードを変更する場合、セキュリティタブに戻り、パスワードを二回入力して、リセットをクリックします。パスワードを忘れた場合、Disk Drill がパスワード入力を要求する時、左にある「パスワードを忘れた」ボタンをクリックします。